割付工（写真製版）
わりつけこう（しゃしんせいはん）
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 印刷・製本作業員
概要
写真フィルムを用いて印刷版面のレイアウトを行い、フィルム貼りや現像など版下割付作業を担当する職種。
詳細説明
割付工（写真製版）は、印刷物に使用する写真フィルムを切断、貼付け、現像、レイアウト作業を行い、印刷用の版下を作成する職種です。写真フィルムを原稿に合わせてトリミングし、決められた位置に正確に配置して固定します。その後、版面全体の位置調整や検版を行い、現像機で印刷用版を生成します。主にオフセット印刷向けの製版工程を担い、細かな調整と高い正確性が求められます。DTP技術の普及に伴い需要は減少していますが、特殊印刷や高品質印刷の現場では依然として必要とされます。
将来性
DTPやデジタル製版の普及に伴い、伝統的な写真製版技術の需要は減少傾向にあるが、特殊印刷や高品質印刷の現場では依然として必要とされ、技術を保持する人材のニーズは残る見込み。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
割付工（エントリーレベル） → 製版オペレーター → プリプレス技術者 → プリプレスマネージャー
必須スキル
推奨スキル
CTP機器 / DTPソフト / カラーマネジメント知識 / 紙面検版
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 小さなずれが印刷品質に影響するため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 与えられたレイアウトを正確に再現するため創造性は高く求められない。 |
| 主体性・リーダーシップ | 指示に従い作業を行うため自発的な企画提案は少ない。 |
| 数理・定量分析力 | 数量計算や定量分析はほとんど不要。 |
関連資格
- 印刷技能士（写真製版）
関連職業
- DTPオペレーター
- 製版オペレーター