製薬仕上工（薬製造）
せいやくしあげこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 化学製品製造工
概要
医薬品製造ラインで、原料の調合からタブレットやカプセルなどの仕上げ加工、包装までを行う職種。GMP（医薬品製造管理および品質管理基準）に基づき、高い精密性と衛生管理を維持しながら作業する。
詳細説明
製薬仕上工は、医薬品製造ラインにおいて打錠機やコーティング機、分包機などの装置を操作し、タブレットやカプセルの成形、コーティング、分包、充填、包装などの仕上げ工程を担当します。作業はクリーンルーム内で行われ、製品の品質を保証するための計量や外観検査、記録作成も行います。GMP遵守が必須であり、定期的な設備点検や清掃、記録管理を通じて衛生的かつ安全な製造環境を維持します。
将来性
高齢化や新薬開発の進展に伴い医薬品需要は増加傾向にあり、製薬工場のオペレーターは安定した需要が見込まれる。自動化やデジタル化の導入が進む中、機器操作スキルや品質管理能力の向上がキャリアの鍵となる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
製薬仕上オペレーター → ラインリーダー → 生産管理 → 品質管理 → 工場長
必須スキル
GMP遵守 / クリーンルーム作業手順 / バッチ管理 / 計量調合作業
推奨スキル
ISO品質マネジメント / 危険物取扱 / 衛生管理知識 / 設備保守
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 作業手順は標準化されており、新規発想はあまり求められないため。 |
関連資格
- 危険物取扱者乙種
関連職業
- 化学プラントオペレーター
- 品質管理技術者
- 薬剤製造工