病理学医
びょうりがくい
業界・職種
分類
- 大分類 : 医療・看護・保健の職業
- 中分類 : 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師
- 小分類 : 医師
概要
患者の組織や細胞を解析し、顕微鏡や免疫・分子技術を用いて疾患の診断や病態解明を行う専門医。
詳細説明
病理学医は、患者から採取された生検組織や細胞診試料を顕微鏡や免疫組織化学、分子病理学的手法で解析し、疾患の診断や病態解明を行う専門医です。加えて、病理解剖（オートプシー）によって死因の究明や医学研究を行うこともあります。臨床医と連携し、診断報告書を作成して治療方針の決定に貢献するとともに、学会発表や論文執筆を通じて研究活動にも携わります。
将来性
高齢化社会の進展に伴い、がんをはじめとする疾患の病理診断需要は増加傾向。AI支援診断やデジタルパソロジーの普及により、新技術の習得や遠隔診断体制の構築が重要になる。分子病理の需要も高まり、臨床と研究の連携が進むと予想される。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
初期研修医 → 病理科専攻医 → 病理専門医 → 病理科部長 → 大学病院講師・准教授・教授
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 組織像を診断し、病態を推理するために高度な論理的思考が必要。 |
| 注意力・正確性 | 微細な細胞異常を見逃さない高い注意力が必要。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新しい診断技術や疫学知識の習得が不可欠。 |
| 問題解決力 | 複雑な症例で最適な診断を導く必要があるため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主に顕微鏡検査や執筆作業で体力的負荷は比較的少ない。 |
関連資格
- 医師免許
- 日本病理学会認定病理専門医
別名
- 病理医
- 病理診断医
関連職業
- 内科医
- 外科医
- 放射線科医
- 臨床検査技師