塗料調整工（塗料製造）

業界・職種

分類

概要

塗料の原材料を配合・調整し、所定の性能と品質を持つ製品を製造する専門職。

詳細説明

塗料調整工は、工場内で塗料の原材料である顔料、合成樹脂、溶剤、添加剤などを所定の配合比率で計量し、撹拌機や分散機を用いて均一に混合・分散させる。製造中は粘度計や色差計による測定、pHや比重のチェックを行い、仕様どおりの性能を確保する。サンプリングによる試験結果に基づき、配合比の微調整や工程条件の改善を実施。製造記録の作成、安全・環境管理、設備の点検・保守、作業手順の改善提案なども担当する。

将来性

環境対応型・機能性塗料の需要拡大に伴い、高付加価値製品の開発・製造技術者としての専門性が求められる。また、IoTや自動化ラインによる省人化・効率化も進む見込み。

性格特性

協調性がある / 好奇心や探究心がある / 慎重で丁寧である

労働スタイル

シフト / 制服保護具着用 / 工場勤務 / 日勤

キャリアパス

塗料調整工（現場） → 班長・リーダー → 品質管理担当 → 製造技術者 → 生産技術エンジニア

必須スキル

分散処理 / 安全衛生知識 / 比重測定 / 粘度計色差計測定 / 計量・混合・撹拌機の操作 / 試料採取

推奨スキル

プロセス改善 / 分析機器操作 / 有機化学基礎 / 統計的品質管理

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
注意力・正確性	計量や品質検査での誤差が製品品質に直結するため。
専門知識習得・学習意欲	新素材や環境規制への対応など、継続的な知識習得が必要。

別名

塗料調合工
塗料配合技術者

キーワード

分散推進剤有機溶媒樹脂比重測定混合着色粘度顔料