架線工(配電線工事)
かせんこう(はいでんせんこうじ)
業界・職種
分類
- 大分類 : 建設・土木・電気工事の職業
- 中分類 : 電気・通信工事の職業
- 小分類 : 配電線架線・敷設作業員
概要
電柱間で配電線を敷設、補修、点検し、地域に電力を安定的に供給する専門作業員。
詳細説明
架線工(配電線工事)は、電柱や支柱に登って配電線(架空電線)の敷設、張力調整、補修、点検を行う職種です。クレーンや高所作業車、ロープなどを用いて線路を形成し、断線や劣化箇所の修繕、機器交換を実施します。作業はチームで行い、厳格な安全管理と手順の遵守が必須です。屋外の高所での作業が多く、体力と集中力が求められます。また、停電を伴うため周辺環境への配慮や住民への連絡も重要な業務となります。
将来性
インフラの老朽化に伴い更新・保守需要は安定的に続く一方で、人手不足や労働環境改善の必要性が高まっている。省力化技術や遠隔点検技術の導入が進む可能性もある。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
見習い(助手) → 架線工 → 主任 → 現場監督 → 技術管理者(配電系統設計・保守)
必須スキル
ロープクライミング技術 / 安全帯使用法 / 電線張力調整 / 高所作業車操作
推奨スキル
クレーン・玉掛け技能 / ケーブル工事 / 資材管理
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 小さな取り付けミスが事故につながるため。 |
| 体力・持続力 | 長時間の高所作業や重量物の取り扱いに耐える体力が必要なため。 |
| 協調性・チームワーク | チームでの連携が安全かつ効率的な作業に不可欠なため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 手順に従う作業が中心で独創性はあまり問われないため。 |
| 数理・定量分析力 | 高度な数理分析は少ないため。 |
関連資格
- クレーン運転士
- 第一種電気工事士
- 高所作業車運転技能講習
別名
- 電線工
関連職業
- 送電線工
- 電柱工
- 電気工事士