外線設計技術者

がいせんせっけいぎじゅつしゃ

業界・職種

IT・ソフトウェア・通信

分類

概要

通信インフラの屋外配線(外線)の経路設計・敷設計画・図面作成を行う技術職。

詳細説明

外線設計技術者は、通信事業者や施工会社で通信インフラの屋外配線(外線)を対象に、ケーブル敷設経路の設計・計画・図面作成、資材仕様選定、施工計画を行う専門職です。架空線や地下線、光ファイバー、メタルケーブルなどを対象に、地形や都市環境、既存インフラとの整合性、保守性、コスト、工期を考慮し最適な経路を設計します。関係官庁や電力会社、自治体との折衝、現地調査を実施し、法規制や標準規格に準拠した設計を行います。CADやGISを用いた図面作成のほか、施工管理技士や電気工事士と連携し現場監督的役割を担うこともあります。

将来性

5GやFTTH需要の増加、地方創生による通信インフラ整備の拡大で安定した需要が見込まれる。規制強化や環境変化に対応できる技術者の市場価値は高い。

性格特性

コミュニケーション能力に優れている / 細部に注意を払うことができる / 論理的思考が好き

労働スタイル

CAD室勤務 / オフィスワーク / フィールド調査 / 受託業務 / 通信事業者

キャリアパス

設計アシスタント → 外線設計技術者 → シニア設計技術者 → 設計リーダー/チームリーダー → プロジェクトマネージャ → 部門マネージャ

必須スキル

CAD操作 / GISソフト操作 / 図面作成 / 法規制・規格知識 / 測量基礎知識

推奨スキル

GIS(高度) / プロジェクト管理 / 土木基礎知識 / 構造力学 / 英語文献読解

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 地形やインフラ制約を踏まえ最適経路を設計するために必要。
注意力・正確性 図面の誤りが施工トラブルにつながるため。
計画・組織能力 複数の施工条件や工期を調整し計画を立てる必要があるため。
問題解決力 現地環境の問題や法規制への対応策を考案する必要があるため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
体力・持続力 主にデスクワークのため重労働は少ない。

関連資格

  • 第一種電気工事士
  • 第二種電気工事士
  • 電気通信主任技術者

別名

  • OSPエンジニア
  • 外線エンジニア
  • 通信線路設計技術者

関連職業

  • ネットワークエンジニア
  • 無線設計技術者
  • 通信ネットワーク設計技術者
  • 通信設備設計技術者

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