室長（地方公共団体）
しつちょう
業界・職種
分類
概要
地方公共団体における室（部署）の長として、政策立案から予算管理、職員管理、他部署や外部機関との調整などを統括する上級管理職。
詳細説明
地方公共団体の室長は、行政組織の中で室（部署）の責任者として、部門の方針策定、施策の企画立案、予算編成・執行管理、職員の人事配置や評価、関係機関や地域住民との折衝・調整を行う役職です。上位の部長や局長、首長等と連携し、組織全体の目標達成に向けて部署を統率します。また、複数の係長や主任を指導し、業務の効率化や住民サービス向上を図るためのマネジメント機能を果たします。
将来性
少子高齢化や地方創生への対応が求められ、地域課題解決型の行政運営の重要性が高まる。ICTやデータ活用による行政効率化の推進が期待される。
性格特性
リーダーシップがある / 倫理観が高い / 調整力がある / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
一般行政職 → 係長 → 課長 → 室長 → 部長 → 局長 → 副市長
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 膨大な行政データや統計を踏まえた政策判断が求められるため。 |
| 注意力・正確性 | 予算や契約書類などの正確性が求められるため。 |
| コミュニケーション力 | 多様な関係者との調整や交渉が頻繁に発生するため。 |
| 主体性・リーダーシップ | 組織を牽引する主体性が求められるため。 |
| 数理・定量分析力 | 予算編成や財務分析に必要なため。 |
| 計画・組織能力 | 業務や施策の計画・組織化を指導するため。 |
| 問題解決力 | 地域課題の解決策を立案・実行するため。 |
| ストレス耐性 | 住民要望や内部調整などプレッシャーが高いため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | デスクワークが主体であり体力負荷は低い。 |
関連資格
- 地方公務員採用試験（行政職）
関連職業
- 局長（地方公共団体）
- 次長（地方公共団体）
- 課長（地方公共団体）
- 部長（地方公共団体）