能師
のうし
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : 音楽家、舞台芸術家
- 小分類 : 舞踊家、俳優、演芸家
概要
能舞台において謡と舞による能を演じる伝統芸能の専門家。
詳細説明
能師は、能楽の主要な役（シテ方・ワキ方）として能舞台で演技・謡・舞を担当する伝統芸能演者です。能面や装束を用い、囃子方や地謡と呼ばれる合唱と連携しながら所作を行い、物語を象徴的に表現します。幼少期から師匠に師事して長年の稽古を重ね、家元や能楽協会の流派に属しながら公演や研修、ワークショップを通じて後進を育成します。国内外の能楽堂、文化施設、イベントなどで上演し、日本文化の継承と普及に寄与します。
将来性
国内では高齢化や観客層の限定化が進む一方で、海外公演や文化観光との連携、デジタル配信、ワークショップによる新規ファン獲得の可能性が期待される。
性格特性
労働スタイル
カルチャーセンター講師 / フリーランス / 劇場常駐 / 国内外ツアー / 巡業
キャリアパス
見習い → 仕舞方・謡方 → 能役者 → 家元・流派所属会員 → 指導者・主催者
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 所作や謡の正確さが求められるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 多くの謡曲や所作を長期間で習得する必要があるため。 |
| 体力・持続力 | 重い装束を身に付け長時間演じる体力が必要なため。 |
| 協調性・チームワーク | 囃子方や地謡と緻密に連携して演じる必要があるため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 数理的作業はほとんどないため。 |
別名
- シテ方
- ワキ方
- 能楽師
関連職業
- 歌舞伎役者
- 狂言師
- 舞踊家
- 雅楽師