能衣しょう仕立職

業界・職種

分類

概要

能楽で使用する伝統衣装（能装束）を設計・製作・仕立てる職人技を要する職業。

詳細説明

能衣裳仕立職は、能楽で使用される装束（能装束）を伝統技術に則り製作・仕立てる専門職です。絹織物や金襴などの高級素材を扱い、型紙制作、裁断、手縫いによる縫製、刺繍や金箔加工などの装飾、最終的な着付け調整までを担当します。能楽師や舞台スタッフと綿密に連携し、演目や役柄に応じた意匠や配色を反映させる必要があります。後継者不足が課題となる一方、伝統文化の継承と高い技術需要が見込まれます。

将来性

後継者不足が懸念される一方、伝統文化継承の重要性から安定的な需要が見込まれ、技術継承や若手育成の取り組みが進むと予想される。

性格特性

几帳面である / 忍耐力がある / 美的感覚に優れている / 責任感が強い

労働スタイル

フリーランス / 修行 / 工房勤務 / 職人

キャリアパス

見習い仕立職人 → 能衣裳仕立職人 → 主任仕立職人 → 伝統工芸指導者 → 独立開業

必須スキル

刺繍技術 / 型紙作成 / 手縫い技術 / 染色技術 / 絹織物取扱い

推奨スキル

コミュニケーションスキル（接客） / 伝統工芸知識 / 図案作成 / 舞台衣装制作 / 金箔金襴加工技術

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
注意力・正確性	細かな刺繍や織り模様に精密さが求められるため。
創造性・アイデア発想力	装束の意匠や刺繍配置など創造的技能が求められるため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
数理・定量分析力	複雑な数理分析は不要のため。

別名

能装束仕立師
能装束職人

キーワード

仕立て刺繍紋様絹織物能装束裳金襴錦