楽器音響試験工
がっきおんきょうしけんこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品検査工(金属製品・食料品等を除く)
- 小分類 : その他の製品検査工(金属製品・食料品等を除く)
概要
製造された楽器の音響特性を測定・評価し、品質の基準を満たしているか確認する職種。
詳細説明
楽器音響試験工は、ピアノやギター、管楽器など製造工程を終えた楽器を対象に、無響室や検査室で音響測定を行い、周波数特性、残響時間、倍音成分、音圧レベルなどを分析する。測定結果が設計や規格の公差内にあるかを判定し、不適合があれば調整部門と連携して原因究明や改善提案を行う。データの集計・報告書作成や、測定設備の保守管理も担当する。
将来性
高付加価値楽器の需要増に伴い、精密な音響検査の重要性が高まる。デジタル信号処理や自動化技術を備えた人材の需要が増加する見込み。
性格特性
労働スタイル
シフト / デスクワーク実験作業併用 / 工場検査室勤務
キャリアパス
品質管理スタッフ → 音響試験室リーダー → 品質保証エンジニア → 製品開発エンジニア
必須スキル
推奨スキル
データ処理 / 品質管理手法(QC) / 無響室運用 / 英語技術文献読解
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型的作業が多く、発想力より正確性が重視されるため。 |
| 体力・持続力 | 主に室内での測定作業で、重労働は少ないため。 |
関連資格
- QC検定
別名
- 楽器音響テストエンジニア
- 楽器音響検査技術者
関連職業
- 品質管理技術者
- 製品検査員
- 音響エンジニア
- 音響技術者