図書館長(地方公共団体)
としょかんちょう
業界・職種
分類
概要
地方公共団体が運営する図書館全体の管理・運営を統括し、サービス向上や地域文化振興を図る管理職。
詳細説明
図書館長(地方公共団体)は、公立図書館の組織運営を統括し、利用者サービスの質向上と地域文化の振興を主導する管理職です。予算編成・管理、蔵書の選定・購入、図書目録の整備、職員の配置・教育、施設管理、社会教育・読書推進活動の企画・実施など多岐にわたる業務を行います。地域住民や行政、学校、他機関との連携を強化し、デジタル化や新しいサービス導入など図書館のDX推進にも携わります。自治体の方針に基づき、図書館サービスを企画・評価し、行政報告書の作成・提出、住民対応、イベント開催など幅広い役割を担います。
将来性
少子高齢化やデジタル化の進展に伴い、利用者ニーズやサービス形態は多様化。自治体予算の制約を受けつつも、地域コミュニティ拠点としての役割は拡大し、図書館DX推進や多文化サービス、地域連携型プログラムの開発が今後の鍵となる。
性格特性
コミュニケーション能力に優れている / 文化や学術に対する興味や関心がある / 臨機応変に対応できる / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
司書補 → 司書 → 主任司書 → 館長補佐 → 図書館長
必須スキル
推奨スキル
デジタルアーカイブ / 地域ネットワーク構築 / 広報・PR / 情報システム運用
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 図書目録の精度や蔵書管理において細部への正確性が求められるため。 |
| コミュニケーション力 | 地域住民や行政と調整する高い対話力が求められるため。 |
| 主体性・リーダーシップ | 新サービス導入や組織改革を主導する主体性が必要なため。 |
| 計画・組織能力 | 予算やイベント、蔵書管理計画など綿密な企画・組織能力が必須。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワーク中心で体力負荷は比較的低いため。 |
関連資格
- 司書
別名
- 公立図書館長
関連職業
- 司書
- 司書補
- 図書館司書