登山指導員(登山研修所)
とざんしどういん(とざんけんしゅうじょ)
業界・職種
分類
概要
登山研修所などで、登山技術や安全管理、救助技術を参加者に指導・訓練する専門職。
詳細説明
登山指導員(登山研修所)は、登山技術や装備の使い方、ルート計画、気象判断、応急救護など、登山に必要なスキルを体系的に教育・訓練します。研修所での講義に加え、実地でのフィールドワークやシミュレーション訓練を通じて、参加者の技術向上と安全意識の醸成を図ります。悪天候や緊急事態に対する判断力や対応力を養うほか、集団行動やリーダーシップも重視されます。
将来性
アウトドアレジャーの普及と山岳遭難防止ニーズの高まりにより、専門的な登山指導員の需要は今後も安定的に増加する見込み。地域振興や観光資源としての山岳活用に伴い、研修指導の役割はますます重要となる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
ジュニアインストラクター → リードインストラクター → 研修所マネージャー → アウトドアプログラム開発 → 独立アウトドアガイド
必須スキル
ナビゲーションスキル(地図・コンパス) / ファーストエイド / ロープワーク / 危険予知 / 気象学知識 / 野外装備管理
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 自然環境の変化に柔軟に対応する必要があるため。 |
| 分析・論理的思考力 | 地形や気象条件を分析し安全なルートを判断するため。 |
| 注意力・正確性 | 装備や天候の変化など細部に注意を払う必要があるため。 |
| コミュニケーション力 | 参加者に安全手順や技術をわかりやすく伝える必要があるため。 |
| 主体性・リーダーシップ | グループを率いて行動する場面が多いため。 |
| 体力・持続力 | 長時間の行動や荷物運搬など高い体力を要するため。 |
| 計画・組織能力 | 行程や訓練プログラムを綿密に計画する必要があるため。 |
| 問題解決力 | 天候急変やトラブル時に迅速な対応を行う必要があるため。 |
| ストレス耐性 | 高所や悪天候下で冷静に判断する必要があるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 数理的分析が主業務ではないため。 |
別名
- 山岳インストラクター
関連職業
- アウトドアインストラクター
- 山岳ガイド
- 登山ガイド
- 自然ガイド