納棺師
のうかんし
業界・職種
分類
- 大分類 : サービスの職業
- 中分類 : その他のサービスの職業
- 小分類 : 葬儀師、火葬係
概要
納棺師は、故人の遺体に死後処置として清拭や湯灌、着装、化粧を施し、棺に納める専門技術職。
詳細説明
納棺師は、遺体に対する専門的な死後処置を行う職業です。清潔を保つための清拭作業や湯やお湯で汚れを落とす湯灌、故人の好みや宗教・地域の慣習に合わせた衣装への着装、安置用の化粧やドライアイスの配置などを担当します。故人を美しく整え、遺族が安心して最期の別れを迎えられるよう調整する役割を果たします。遺体の取り扱いには衛生・安全管理が不可欠であり、専門知識と高い精神的配慮が求められます。
将来性
高齢化に伴い死亡者数は増加傾向にあり、伝統的な葬送儀礼の継承や多様化する葬儀スタイルへの対応から、専門的な納棺師の需要は安定的に推移すると見込まれる。一方、人手不足や外国人労働者の活用など業界全体の変化にも対応が求められる。
性格特性
丁寧で慎重である / 思いやりがある / 精神的に安定している / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
葬儀社の納棺係アシスタント → 納棺師 → チーフ納棺師 → 葬祭ディレクター → 葬儀社マネージャー
必須スキル
推奨スキル
コミュニケーションスキル / 心理的サポート / 感染症対策知識 / 葬儀マナー・儀礼知識
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 宗教・地域・家族の希望に合わせて対応を変える必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 細部まで丁寧に処置し、遺体を美しく整える必要があるため。 |
| コミュニケーション力 | 故人や遺族の意向を丁寧に聞き取り、安心感を与えるため。 |
| 体力・持続力 | 重量ある棺や遺体の取り扱い、長時間の立ち仕事のため。 |
| ストレス耐性 | 死という重い現場で冷静に作業を続ける必要があるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 数理的作業はほとんどないため。 |
関連資格
- エンバーマー(遺体衛生保全士)
- 葬祭ディレクター検定
別名
- 湯灌師
関連職業
- 火葬技士
- 葬祭ディレクター
- 遺体衛生保全技術者