種麹工(味噌製造)
たねこうじこう(みそせいぞう)
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(食料品等)
- 小分類 : 他の食料品製造・加工処理工
概要
種麹工は、味噌製造に必要な麹を製造する専門職で、蒸した原料に麹菌を繁殖させ、温度・湿度を管理して良質な麹を安定的に供給する役割を担います。
詳細説明
種麹工は、原料の蒸煮・冷却後に麹菌を接種し、製麹室内で温度や湿度を細かく調整しながら麹菌を培養します。培養後は麹の品質を検査し、次工程の味噌製造に適した麹を選別・供給します。衛生管理と製造条件の最適化が品質安定の鍵となる専門職です。
将来性
発酵食品への関心が高まり、味噌の需要は安定傾向です。自動化・機械化が進む中でも品質を左右する麹製造工程には熟練技術が求められ続けます。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
見習い種麹工 → 種麹工 → 製造主管 → 品質管理担当 → 発酵技術開発担当
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微生物の繁殖状況や異常を見逃さない高い注意力が必要なため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 作業工程が定型的で、独創的な発想はそれほど求められないため。 |
| 数理・定量分析力 | 原料の配合比率は定型的で、高度な数理分析は求められないため。 |
関連資格
- 食品衛生責任者
関連職業
- 味噌製造工
- 清酒製造工
- 発酵技術者
- 醤油製造工