鉱山機械設計技術者
こうざんきかいせっけいぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
概要
鉱山で使用される掘削機や運搬機、選鉱装置などの機械装置を設計・開発する技術職。
詳細説明
鉱山機械設計技術者は、鉱山で使用される掘削機、運搬車、選鉱装置などの大型機械装置を対象に、顧客や現場のニーズをヒアリングし、概念設計から詳細設計、強度解析、部品選定、試作評価までを担当します。材料力学や有限要素解析を用いて構造強度や耐久性を検証し、油圧・空気圧システムの制御設計、安全基準や環境規制を順守した設計を行います。現地試験やメンテナンス部門と連携し、使用状況に応じた改良を加えるとともに、コスト見積もりや製造性、メンテナンス性を考慮した実用的な設計を実現します。国内外の鉱山現場への出張が多く、生産技術や保全部門との調整も重要です。
将来性
資源開発のニーズやスマートマイニング、環境規制の強化に伴い、自動化・遠隔操作技術、耐久性・環境配慮型設計の知識を持つ鉱山機械設計技術者の需要は今後も増加すると予測されます。
性格特性
几帳面である / 協調性がある / 問題解決志向がある / 好奇心や探究心がある / 論理的思考がある
労働スタイル
キャリアパス
設計アシスタント → ジュニア設計技術者 → シニア設計技術者 → プロジェクトリーダー/マネージャ → 技術部門責任者
必須スキル
3DCAD操作 / 強度計算 / 有限要素法解析 / 構造力学・材料力学の知識 / 油圧・空圧システム設計 / 製図(JIS規格)
推奨スキル
コスト見積もり / プロジェクト管理 / メカトロニクス / 掘削工法 / 英語(技術文書読解)
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 掘削機械の構造や仕様を論理的に設計するため。 |
| 注意力・正確性 | 安全性確保のため小さな誤差も許されない。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新技術や規制に対応するため。 |
| 数理・定量分析力 | 構造強度計算や荷重解析に高度な数理的能力が必要。 |
| 問題解決力 | 現場の課題に応じた改良やトラブルシューティングに必須。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワークのため体力負荷は低い。 |
関連資格
- 3次元CAD利用技術者認定試験
- CAD利用技術者試験(2級以上)
別名
- 採掘機械設計技術者
- 鉱山機械エンジニア
関連職業
- プラント設計技術者
- 土木設計技術者
- 機械開発技術者
- 産業機械設計技術者