マイクロウェーブ通信装置保守工
マイクロウェーブつうしんそうちほしゅこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 建設・土木・電気工事の職業
- 中分類 : 電気・通信工事の職業
- 小分類 : 電気通信設備工事作業員
概要
マイクロ波帯の通信装置(中継装置や伝送装置)の点検・調整・保守を行い、通信品質を維持する専門技術職。
詳細説明
マイクロウェーブ通信装置保守工は、基地局や中継所に設置されたマイクロ波伝送装置の点検・調整・修理を担う。スペクトラムアナライザやVSWR計、パワーメータ等の測定機器を使用して故障診断や性能検証を行い、同軸ケーブルや導波管、アンテナの施工・点検を実施する。定期保守に加え、通信障害発生時には緊急対応を行い、ネットワーク運用チームと連携しつつ報告書を作成する。高所作業や屋外作業が多く、安全管理と正確な作業が求められる。
将来性
5G/6GやIoT基地局の増設に伴い、無線伝送装置の保守需要は安定的に拡大が見込まれる。専門技術者の不足が課題となっており、高度な技能保持者の採用・育成が重要。
性格特性
協調性がある / 注意力がある / 臨機応変に対応できる / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
見習い保守工 → マイクロウェーブ通信装置保守工 → 主任保守技術者 → チームリーダー → サービスエンジニア → 技術部門マネージャ
必須スキル
推奨スキル
IPネットワーク基礎 / 光ファイバー技術 / 英語技術資料読解 / 遠隔監視システム運用
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微小な性能変化や異常兆候を見逃さない注意力が必要。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 通信技術の進化に合わせて新装置や測定機器を学習する必要がある。 |
| 体力・持続力 | 高所での作業や機材運搬などで体力が求められる。 |
| 問題解決力 | 故障原因の迅速な特定と復旧対応が求められる。 |
| ストレス耐性 | 緊急トラブル対応や高所作業でのプレッシャーが高いため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型的作業が中心で、新規の発想を要する機会は少ない。 |
関連資格
- 第一級陸上無線技術士
- 第二種電気工事士
- 陸上特殊無線技士第一級
- 高所作業車運転技能講習
別名
- マイクロ波通信装置保守技術者
- 無線中継装置保守工
関連職業
- アンテナ工
- 無線設備保守工
- 通信設備工事作業員
- 電気通信主任技術者