金属熱処理検査工
きんぞくねつしょりけんさこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品検査工（金属製品）
- 小分類 : 金属材料検査工
概要
金属部品や材料の熱処理後の硬度や組織状態、表面欠陥を各種試験機器で検査し、品質を管理する職種。
詳細説明
金属熱処理検査工は、焼入れ、焼戻し、焼鈍などの熱処理を施した金属部品や材料の硬度・組織・表面状態を評価・検査する。試験片の採取、マイクロビッカース硬さ計やショア硬さ計、光学顕微鏡、磁粉探傷や浸透探傷による非破壊検査装置の操作により、測定値を記録・分析し、報告書を作成する。JISやASTMなどの規格に基づく手順の遵守、試験機器の校正・メンテナンス、製造部門や品質保証部門との連携による不具合原因の究明・改善提案も行う。
将来性
スマートファクトリー化やAIによる画像解析技術の導入が進む中、デジタル計測や自動化検査への対応力が求められる。品質重視の傾向から安定的な需要が見込まれる。
性格特性
几帳面である / 好奇心や探究心がある / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
検査員（ジュニア） → シニア検査員 → 品質管理リーダー → 品質保証部門マネージャー → 品質技術スペシャリスト
必須スキル
硬度試験 / 規格知識 / 試験機器の校正・保守 / 金属組織観察 / 非破壊検査技術
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型化された検査手順に従うため、創造的発想はあまり求められない。 |
関連資格
- 金属熱処理技能士
- 非破壊検査技術者
別名
- 金属熱処理検査技術者
関連職業
- 品質管理検査員
- 熱処理技術者
- 金属材料検査工
- 非破壊検査技術者