軟化工（金属熱処理）
なんかこう（きんぞくねつしょり）
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品）
- 小分類 : 金属熱処理工
概要
炉を用いて金属製品にアニーリング（焼なまし）を施し、硬度低減や内部応力除去を行う製造職。
詳細説明
軟化工（金属熱処理）は、鉄鋼製品や機械部品等を炉で加熱し、一定温度で保温したのち徐冷して硬度を低減、内部応力を除去する工程を担当します。温度管理や保温時間の正確な設定が品質に直結するため、計測機器を用いたモニタリングと記録管理が求められます。製造ラインの一工程として他工程と連携しつつ、安全衛生を確保しながら作業を進めます。
将来性
製造業の自動化・省力化が進む中、熱処理技能者の熟練技術継承が課題となる一方で、高付加価値製品向けの微細制御熱処理需要は安定的に拡大すると見込まれる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
熟練工 → 班長・リーダー → 熱処理技術者 → 生産管理 → 品質管理
必須スキル
推奨スキル
JIS規格理解 / 品質管理手法（QC） / 機械保全
適性（得意であることが望ましい）
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 創造性はあまり求められない |
別名
- アニーリング工
- 焼なまし工
関連職業
- 焼入れ工
- 熱処理技術者
- 硬化工
- 金属加工工