衛生検査技師
えいせいけんさぎし
業界・職種
分類
- 大分類 : 医療・看護・保健の職業
- 中分類 : 医療技術者
- 小分類 : 臨床検査技師
概要
食品や環境の検体を分析し、公衆衛生の維持・向上を支える医療技術者。
詳細説明
衛生検査技師は、保健所や公衆衛生検査センターなどで、食品・水・環境・病原体などの検体を分析する専門職です。微生物学的検査や化学分析、分子生物学的検査(PCRなど)を通じて、食品衛生や水質安全、感染症の監視に必要なデータを提供し、疾病予防や衛生管理に貢献します。検査機器の操作・保守から品質管理まで幅広く担当し、検査プロセスの正確性と信頼性を確保することが求められます。公衆衛生の視点から得られた検査結果は、保健指導や行政の衛生対策に活用されるため、正確性と迅速な対応が重要です。最新の検査法や機器の導入、関連法規の理解、データ管理システム(LIMS)の利用など、技術の進歩に伴い継続的な学習が必要とされます。
将来性
高齢化や感染症対策の重要性から、安定した需要が見込まれる。自動化や高度分析技術の導入により専門性が一層求められる。
性格特性
地道な作業が得意 / 好奇心や探究心がある / 正確で慎重である / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
保健所技術員 → 公衆衛生研究所主任 → 検査部門リーダー → 衛生監視員 → 研究開発職 → 教育・講師職
必須スキル
分子生物学的検査 / 化学分析(分光分析) / 品質管理 / 培養・分離技術 / 検査機器メンテナンス / 顕微鏡操作
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 検体データを分析し、異常値やパターンを論理的に抽出する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | ごく微量の汚染や誤差が結果に大きく影響するため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新規検査法や技術の導入に対応し続ける必要があるため。 |
| 問題解決力 | 試薬や機器故障時に迅速な原因究明と対処が求められるため。 |
関連資格
- 衛生検査技師免許
関連職業
- 臨床工学技士
- 臨床検査技師
- 診療放射線技師