医療用内視鏡修理工

いりょうようないしきょうしゅうりこう

業界・職種

医療・福祉

分類

概要

医療用内視鏡の分解・点検・修理・調整・滅菌処理などを行い、安全かつ性能を維持する専門技術職。

詳細説明

医療用内視鏡修理工は、病院や医療機器メーカーで使用される内視鏡について、故障箇所の診断、分解・組立、光学系・電子系の点検・調整、漏洩試験や通水試験、滅菌・洗浄などの再生処理を行います。Oリングやレンズなどの部品交換、電子計測器を用いた性能検査を通じて、内視鏡が安全かつ高い画像品質を維持できるようにする職種です。医療機器法や関連規格(ISO 17664等)に準拠した作業手順を守り、病院スタッフとの連携も必要です。

将来性

医療機器の高度化・普及に伴い、専門技術者の需要は堅調に推移。内視鏡の性能向上や感染防止対策強化に対するメンテナンス技術の重要性が増加している。

性格特性

几帳面である / 手先が器用で細かい作業が得意 / 注意力がある / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / フィールドサービス / 医療機関常駐 / 工場勤務 / 時間外対応

キャリアパス

ジュニアメンテナンス技術者 → シニアメンテナンス技術者 → リーダー・スーパーバイザー → 品質管理 → トレーナー → 技術営業

必須スキル

光学系電子系点検修理 / 医療用内視鏡の分解・組立技術 / 滅菌洗浄手順 / 漏洩試験 / 部品交換作業 / 電子計測機器操作

推奨スキル

光学基礎知識 / 医療機器規制 / 英語マニュアル読解 / 電気回路基礎

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 故障箇所を特定し、適切な修理手順を導くため。
注意力・正確性 微細な部品の取り扱いや滅菌処理の正確性が求められるため。
専門知識習得・学習意欲 新機種や技術の変化に対応するため。
問題解決力 故障原因を突き止め、適切な対策を講じる必要があるため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
数理・定量分析力 専門的な計算は少なく、測定値の確認が主眼となるため。
体力・持続力 主に作業台での作業が中心で重労働は少ないため。

別名

  • 内視鏡整備技術者
  • 医用内視鏡メンテナンス技術者

関連職業

  • 医療機器保守点検技師
  • 医療機器技術者
  • 臨床工学技士

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