医療用電子機器組立工

いりょうようでんしききくみたてこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

医療用電子機器(心電計、超音波診断装置、MRIなど)の部品を設計図に基づき精密に組み立て、はんだ付け、調整、検査を行い品質を保証する製造職。

詳細説明

医療用電子機器組立工は、心電計や超音波診断装置などの医療機器に用いられる電子部品の組立、配線、はんだ付けを行い、設計図や作業指示書に従って精密機器を製造します。クリーンルームなどの清潔環境で作業を行い、組立後は動作試験や検査、調整、不良解析を実施して製品の安全性と信頼性を確保します。また、製造ラインの運用管理や作業効率の改善提案、作業記録の作成・報告なども担当します。静電気対策や品質管理手順に従い、高い正確性が求められます。

将来性

高齢化社会や医療技術の進歩に伴い医療用電子機器の需要は増加傾向にあります。一方で自動化技術の導入も進むため、ロボット連携や高度な品質管理スキルを持つ人材のニーズが高まると予想されます。

性格特性

几帳面である / 協調性がある / 慎重である / 集中力が高い

労働スタイル

クリーンルーム / シフト / チーム作業 / 工場勤務 / 正社員契約社員

キャリアパス

ジュニア組立オペレーター → シニア組立技術者 → ラインリーダー → 品質管理担当 → 製造技術者 → 製造部門マネージャー

必須スキル

はんだ付け / クリーンルーム作業手順 / 機器調整と動作試験 / 精密部品組立 / 電気配線

推奨スキル

ESD対策 / 品質管理手法(QC) / 図面読解 / 電気・電子回路知識

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微細な部品の正確な組立と配線には高い注意力が必要。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 既定の手順で組み立てを行うため高い創造性は求められない。
数理・定量分析力 精密組立で簡単な計測が必要だが高度な定量分析は求められない。

関連資格

  • 電子機器組立技能士

関連職業

  • 精密機器組立工
  • 電子機器組立工

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