海難審判所調査官
かいなんしんぱんしょちょうさかん
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : 法務の職業
- 小分類 : その他の法務の職業
概要
海上で発生した事故の事実関係を調査し、証拠収集・分析を行い、海難審判に必要な報告書を作成する公的職務。
詳細説明
海難審判所調査官は、港湾や海域で発生した船舶事故などの海難事案について、現場検証や関係者聴取、書類・物証の収集・分析を行い、事故原因を解明する専門職です。収集した証拠をもとに報告書を作成し、審判官や法制担当部門と連携して海難審判の手続きを支援します。調査は陸上のデスクワークに加え、現場での検証や潜水調査が含まれることもあり、多岐にわたる海事知識と技術、法規の理解が求められます。
将来性
海上交通量の増加と技術高度化に伴い、海難事故調査の重要性は維持されており、ICTを活用した調査効率化や人材確保の必要性が高まる。
性格特性
労働スタイル
デスクワークと現場併用 / 公務員 / 出張多い / 転勤あり
キャリアパス
専門職国家公務員(海事技術職)採用 → 海難審判所調査官 → 上級調査官 → 海難審判官補 → 海難審判官
必須スキル
推奨スキル
GIS / 海事工学基礎知識 / 英語(資料読解・インタビュー)
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 複雑な事故原因を論理的に分析する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 微細な証拠を見逃さない精密さが求められるため。 |
| コミュニケーション力 | 関係者への聴取を円滑に行うため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 法規や技術知識を継続的に更新する必要があるため。 |
| 問題解決力 | 多様な要因を解明し、調査上の課題を解決する必要があるため。 |
| ストレス耐性 | 人命事故に関わる調査で精神的負荷が高いため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 分析は定型的な手法に基づくことが多いため。 |
別名
- 海難調査官
関連職業
- 海上保安官
- 海難審判所審判官
- 船舶検査官