法務技官(心理)(矯正心理専門職)
ほうむぎかん(しんり)(きょうせいしんりせんもんしょく)
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : その他の法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 小分類 : 他に分類されない法務・経営・文化芸術等の専門的職業
概要
法務技官(心理)(矯正心理専門職)は、矯正施設において受刑者や少年院入院者への心理アセスメントと支援を行い、更生および社会復帰を支援する公的専門職。
詳細説明
法務技官(心理)(矯正心理専門職)は、矯正施設や少年院で受刑者や少年院入院者の心理アセスメントを行い、性格検査や面接を通じてリスクアセスメントを実施します。得られたデータを基に個別支援計画を策定し、認知行動プログラムやグループワークなどの心理プログラムを企画・実施します。また、保護観察官や医療職、ソーシャルワーカーと連携しながら更生支援を行い、プログラムの効果測定や報告書作成、再犯防止施策の検討にも携わります。
将来性
高齢化や更生ニーズの多様化により、矯正心理専門職の需要は安定的に推移。再犯防止プログラムの充実やICT導入で専門性がさらに求められる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
法務技官(心理) → 主任法務技官 → 参事官 → 矯正施設長 → 法務省本省勤務
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 心理検査結果を分析し、支援計画に反映させるため。 |
| 注意力・正確性 | 心理検査や面接での微細な言動を見逃さないため。 |
| コミュニケーション力 | 多様な立場の関係者や対象者と信頼関係を築くため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 最新の心理学的手法や法令改正に対応するため。 |
| 計画・組織能力 | 個別支援計画やプログラムを体系的に構築するため。 |
| 問題解決力 | 対象者の心理的課題に適切な介入を行うため。 |
| ストレス耐性 | 心理的負担の大きい環境で冷静に対応するため。 |
| 協調性・チームワーク | 保護観察官や医療職等と連携し支援を行うため。 |
関連資格
- 公認心理師
- 国家公務員採用総合職試験
関連職業
- 保護観察官
- 公認心理師
- 司法心理士
- 臨床心理士