レーザー溶接工
れーざーようせつこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(金属製品)
- 小分類 : 金属溶接・溶断工
概要
高エネルギー密度のレーザー光を用いて金属部品を接合し、高速かつ高精度な溶接を行う専門職。
詳細説明
レーザー溶接工は、CO2レーザーやファイバーレーザーなどの光源を用いて金属部品の接合を行う専門職です。自動車部品や電子機器、医療機器など幅広い分野で採用され、溶接対象や形状に応じて出力、集光位置、走査速度などのパラメータを設定し、最適な溶接条件を決定します。溶接部位の冷却やひずみ制御、高精度な位置決めが求められ、目視検査や非破壊検査による品質管理も担当します。近年ではロボットによる自動化やライン連携、遠隔操作システムの導入が進み、光学系や制御プログラムの知識が必要です。機械のメンテナンスやレーザー安全管理(防護ガラス、遮光設備設置)も重要な業務となります。
将来性
自動車、電子機器、医療機器など高精度溶接需要の増加により、レーザー溶接技術者の需要は今後も安定的に拡大する見込。IoTやAIを活用した自動化、遠隔操作技術の導入が進み、高度なスキルを持つ人材の価値が高まる。
性格特性
慎重である / 手先が器用で細かい作業が得意 / 責任感が強い / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
レーザー溶接オペレーター → 品質管理担当 → 生産技術エンジニア → 製造ラインリーダー
必須スキル
レーザー溶接装置の操作設定 / 光学基礎 / 図面・3Dデータの読解 / 金属材料特性理解 / 非破壊検査
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微細なずれが溶接不良につながるため。 |
関連資格
- レーザー加工機械特別教育
別名
- レーザー溶接オペレーター
関連職業
- MAG溶接工
- TIG溶接工
- アーク溶接工
- スポット溶接工