動物実験員（医薬品製造）
どうぶつじっけんいん
業界・職種
分類
概要
医薬品の安全性や有効性を評価するために、実験動物を用いた前臨床試験を計画・実施・記録する技術職。
詳細説明
動物実験員（医薬品製造）は、医薬品候補化合物の安全性・有効性を前臨床段階で評価するために、マウスやラットなどの実験動物を取り扱う専門技術者です。投薬（経口・注射）、生体試料（血液・組織）採取、解剖・病理組織作製、データ記録・解析を行い、試験計画書や報告書を作成します。GLP（適正試験所基準）や3R（Replacement, Reduction, Refinement）原則を遵守し、安全衛生管理・動物福祉を確保しながら、研究チームや品質保証部門と連携して試験を円滑に進めます。
将来性
製薬企業や公的研究機関での動物実験需要は安定的に推移。動物福祉や3Rの重要性が高まり、代替法（in vitro／インシリコ）や自動化技術の導入が進む中、専門技術者の役割も進化すると見込まれる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
実験助手 → 動物実験技術者 → シニア動物実験技術者 → 研究開発職 → 研究プロジェクトマネージャ
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 投薬量や記録における小さな誤差が試験結果に大きく影響するため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新しい試験法や規制、動物福祉基準を継続的に学ぶ必要があるため。 |
| 体力・持続力 | 実験動物のケアや繰り返し作業で体力を要するため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 主に既定の手順に従うため、独創性はあまり求められない。 |
関連資格
- 実験動物技術者認定試験
別名
- 動物実験技術者
- 実験動物技術者
関連職業
- バイオ研究員
- 毒性試験技術者
- 研究補助員