筐体設計技術者(電気・電子機器)

きょうたいせっけいぎじゅつしゃ(でんき・でんしきき)

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

電子機器・電気機器の筐体(ハウジング)を3D CADで設計し、強度や放熱、EMC対策、製造性を考慮して構造設計を行う技術職。

詳細説明

筐体設計技術者は、電子機器や電気機器の外装部品(筐体・ハウジング)の機械的構造を設計します。3D CADを用いてモデリングし、強度解析や熱解析、EMC対策、DFM(製造設計)を考慮しながら、材料選定や表面処理、板金加工・樹脂成形の知見も活かします。仕様書・図面作成とともに、試作・評価を繰り返し、筐体メーカーや試作部門、回路設計部門との調整を行い、量産への移行を推進します。

将来性

IoT機器や自動車の電動化に伴い、筐体設計の需要は増加傾向。軽量化や熱管理、EMC対策への高度な知見が求められる。

性格特性

几帳面である / 協調性がある / 好奇心や探究心がある / 論理的思考がある

労働スタイル

オフィス勤務 / フレックス / リモート一部可 / 出張

キャリアパス

設計アシスタント → 筐体設計技術者 → シニア設計技術者 → プリンシパルエンジニア/プロジェクトリーダー → 設計部門マネージャ

必須スキル

2DCAD / 3DCAD / EMC設計 / 材料力学 / 板金設計 / 熱解析

推奨スキル

3D試作 / CAE解析 / DFM/DFX知識 / 英語技術文書読解 / 表面処理技術

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
分析・論理的思考力 製品要件を構造計算や熱設計に落とし込む必要があるため。
注意力・正確性 図面誤差が製品不具合につながるため。
問題解決力 放熱や強度不足など設計課題を解決する必要があるため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
体力・持続力 主にデスクワークのため。

関連資格

  • CAD利用技術者試験
  • 機械設計技術者試験

別名

  • ハウジング設計技術者
  • 筐体構造設計者

関連職業

  • 回路設計技術者
  • 機械設計技術者
  • 筐体製造技術者

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