抗生物質種母培養工

こうせいぶっしつしゅぼばいようこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

抗生物質製造のための種菌(シード)を無菌条件で培養・維持し、製造工程に投入する製造技術者。

詳細説明

抗生物質種母培養工は、製薬工場において抗生物質生産の基礎となる種菌(シード)を無菌環境下で培養・管理する職種です。培養条件の調整や汚染防止、品質検査を行い、次工程の発酵槽へのシード投入を担います。無菌操作や温度・pH管理、サンプル採取と分析機器の操作が日常業務に含まれ、製品の品質と生産効率に直結します。

将来性

抗生物質市場は安定的な需要があり、バイオテクノロジーの進展で高付加価値製品開発に関与する機会が増加。自動化やデジタル化の導入によりスキル要件は変化する見込み。

性格特性

几帳面である / 忍耐力がある / 責任感が強い

労働スタイル

クリーンルーム / シフト / 工場勤務 / 長時間立ち仕事

キャリアパス

製造オペレーター → シニア製造技術者 → 品質管理・品質保証担当 → プロセス開発エンジニア → 製造マネージャー

必須スキル

化学分析機器操作 / 品質管理の基礎知識 / 微生物培養 / 無菌操作 / 発酵プロセス管理

推奨スキル

GMP知識 / 化学分析 / 微生物学知識 / 英語論文読解

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 無菌操作や厳密な条件管理が必須のため。
専門知識習得・学習意欲 新しい微生物株や手法を習得し続ける必要があるため。
問題解決力 培養トラブルの原因究明や条件調整に必要。

適性(苦手でも可)

項目 説明
コミュニケーション力 主に実験や製造に集中し対外的なコミュニケーションが少ないため。
創造性・アイデア発想力 主に定型的な手順に従うため。

別名

  • 抗生物質培養工
  • 抗生物質発酵工
  • 種菌培養工

関連職業

  • バイオプロセスエンジニア
  • 抗生物質製造工
  • 発酵工

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