機関員（漁労船）

業界・職種

分類

概要

漁労船の主機関および補機を運転・点検・整備・保守し、安全かつ効率的な航行と漁労活動を支える技術職。

詳細説明

機関員（漁労船）は、漁労船の主機関（ディーゼルエンジン）および補助機関（発電機、ポンプ類、油圧装置など）の運転と保守管理を担う。定期的な点検・潤滑・冷却系統のチェック、燃料・潤滑油の管理、配管やベルト類の交換、故障時の緊急修理を行い、航海士や船長と連携して安全運航を支える。海上での長時間勤務や過酷な環境下での作業が求められ、船内共同生活や夜間当直が発生する。

将来性

高齢化による後継者不足が深刻化する一方で、機械化・自動化技術の導入が進み、IoT・遠隔監視システムの運用スキル需要が増加する見込み。

性格特性

忍耐力がある / 注意力がある / 緊急時に冷静に対応できる / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / 共同生活 / 国内外出張あり / 変則勤務 / 長期航海勤務

キャリアパス

機関見習い → 機関士 → 機関長 → 漁労船隊管理者 → 陸上整備技術者

必須スキル

ディーゼルエンジンの運転整備 / 機械整備 / 機関日誌の記録管理 / 油圧潤滑系統の点検整備 / 補機の保守管理

推奨スキル

溶接・金属加工 / 緊急修理技術 / 英語マニュアル読解 / 電気回路知識

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
変化への適応力	海上環境の変化や緊急時の状況に柔軟に対応する必要があるため。
注意力・正確性	小さな異常でも重大な事故につながるため、細部まで注意が必要。
体力・持続力	重機器の操作や海上での立ち仕事など高い体力・持久力が求められるため。
問題解決力	航海中の機関トラブルに即対応する能力が求められるため。
ストレス耐性	トラブル対応や長時間勤務のプレッシャーに耐える力が必要なため。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	創造的な発想よりも手順やマニュアルに従った作業が中心のため。

別名

漁労機関士
船舶機関員

キーワード

ディーゼルエンジン保守冷却装置機関点検油圧燃料管理船舶機関配管