機械部品組立工
きかいぶひんくみたてこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 機械組立工
- 小分類 : はん用・生産用・業務用機械器具組立工
概要
図面やマニュアルに基づき、トルクレンチやドライバーなどの工具を使って産業用機械の部品を組み立て、品質検査まで行う職種。
詳細説明
機械部品組立工は、製品設計図や作業マニュアルに従い、産業用機械や装置を構成する部品を手工具や簡易機械を用いて組み立てる。組み立て後はノギスやマイクロメータで寸法を測定し、目視検査を行って品質を確認。異常や不具合があれば報告・記録し、工程改善にも参加する。ライン作業や交替制勤務が一般的で、チームでの連携と安全管理が重要。5Sやカイゼン活動により生産性向上にも関わる。
将来性
製造業の自動化・ロボット化が進む一方で、高度な組立技能を持つ人材の需要は一定の安定傾向にある。IoTやスマートファクトリー化による作業の高度化が進み、専門技能の習得機会が増加すると予想される。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
組立作業員 → 組立リーダー → 生産管理 → 品質管理 → 製造技術者
必須スキル
品質検査(目視・測定) / 図面・仕様書の読解 / 寸法測定 / 手工具操作
推奨スキル
5Sカイゼン / 機械保全 / 生産管理システム(MES) / 英語(マニュアル読解)
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型作業が中心で、発想力はあまり必要ない。 |
| 数理・定量分析力 | 複雑な数理計算は少なく、基本的な測定値の確認が主となる。 |
| 計画・組織能力 | 作業工程はあらかじめ決められており、自ら計画する機会は少ない。 |
関連資格
- フォークリフト運転技能講習
- 玉掛け技能講習
別名
- 組立オペレーター
- 部品組立工
関連職業
- 機械組立工
- 生産ライン作業員
- 製造オペレーター