検疫官(医師・看護師でないもの)

けんえきかん

業界・職種

公務・法律・行政

分類

概要

港湾・空港等において、外国からの人や貨物の検疫業務を実施し、国際感染症の国内侵入を防止する行政職。

詳細説明

検疫官(医師・看護師でないもの)は、空港や港湾などの水際で、入国者や輸入貨物に対し検疫法に基づく健康状態の確認や文書審査、体温測定、視診を行い、必要に応じて医師の指示のもと検体採取の補助やサンプル輸送を行う。感染症流行時にはガイドラインに沿った分離・消毒措置や関係機関との連携調整を担い、緊急時の対応や情報収集・報告を行う。

将来性

国際化や感染症の脅威増大に伴い需要は安定的に推移し、新興感染症対策や航空・海運安全管理との連携強化で役割が拡大すると予想される。

性格特性

冷静沈着である / 協調性がある / 観察力が鋭い / 責任感が強い

労働スタイル

シフト / 公的機関勤務 / 国内外出張あり / 巡回

キャリアパス

ジュニア検疫官 → シニア検疫官 → 検疫部門リーダー → 衛生監視課長 → 保健所・厚生局職員

必須スキル

コミュニケーションスキル(外国語) / データ管理 / 医療検査手技 / 検疫法規の知識

推奨スキル

危機管理 / 多言語対応 / 応急救命処置 / 感染症学

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
変化への適応力 感染症状況やガイドラインの変化に素早く対応するため。
注意力・正確性 微細な異常や書類不備を見逃さないため。
コミュニケーション力 多様な渡航者や他機関と的確に情報交換するため。
体力・持続力 長時間の立哨や検査補助業務で体力が必要。
ストレス耐性 感染リスク下の業務や緊急対応が多くストレス耐性が求められるため。

適性(苦手でも可)

項目 説明
創造性・アイデア発想力 マニュアルに基づく業務が中心で創造性は求められにくい。
数理・定量分析力 定量分析業務はほとんど行わない。

関連資格

  • 国家公務員採用試験(一般職)
  • 地方公務員採用試験(保健衛生部門)

別名

  • 入国検疫官

関連職業

  • 保健所職員
  • 検疫医師
  • 衛生検査技師

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