建築とび工

業界・職種

分類

大分類 : 建設・土木・電気工事の職業
中分類 : 建設躯体工事の職業
小分類 : とび工

概要

建築現場で足場の組立・解体や鉄骨建方など高所作業を担い、安全かつ効率的に作業環境を整備する専門工事職。

詳細説明

建築とび工は、建設現場で足場や仮設構造物を組み立て・解体し、鉄骨の建方や荷揚げといった高所作業を行う専門職です。安全帯やロープを用いたロープアクセス技術を駆使し、作業員の作業環境を整えるとともに、重量物の吊り荷操作や荷降ろしを担当します。また、現場の工程管理者や他職種と連携しながら、安全管理や資材搬入の調整も行います。

将来性

高齢化に伴う技能者不足が進む一方で、安全意識や技術基準が厳格化しており、専門資格保持者の需要は高い。今後はIoTやドローンによる現場管理技術との融合も期待される。

性格特性

協調性がある / 忍耐力がある / 慎重である / 責任感が強い

労働スタイル

チーム作業 / 日雇い契約社員 / 現場常駐 / 請負

キャリアパス

見習い鳶職人 → 一人前鳶工 → 鳶工長（班長） → 施工管理者 → 現場監督 → 独立・起業

必須スキル

クレーン・高所作業車の基礎知識 / 図面読解 / 玉掛け操作 / 足場組立解体技術 / 高所作業安全管理

推奨スキル

RC・鉄骨構造の基礎知識 / コミュニケーションスキル（英語） / リーダーシップ（作業主任者資格） / 溶接基礎知識

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
変化への適応力	現場状況や天候が変化しやすく柔軟に対応する必要がある。
注意力・正確性	安全確保のため、細部まで注意する必要がある。
体力・持続力	長時間の高所作業や重い資材の運搬を含むため。
ストレス耐性	高所作業や重量物の取扱いなど、高いストレス耐性が求められる。
協調性・チームワーク	複数人で協力して作業を行うため高いチームワーク力が求められる。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	作業手順は規定技術に沿って行うため独創性はあまり必要ない。
数理・定量分析力	高度な計算は少なく、数量管理程度の対応でよい。

別名

足場鳶
鉄骨鳶
鳶職

キーワード

ロープアクセス吊り荷操作安全帯資材運搬足場組立足場解体