建築鉄筋工
けんちくてっきんこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 建設・土木・電気工事の職業
- 中分類 : 建設躯体工事の職業
- 小分類 : 鉄筋工
概要
建築物や土木構造物の耐久性・強度を確保するため、コンクリート内部に配置される鉄筋を加工・組立・設置する専門職。
詳細説明
建築鉄筋工は、建築物や土木構造物の構造躯体に必要な鉄筋を扱う職種です。配筋図をもとに鉄筋の切断や曲げ加工を行い、結束線や溶接で接合した後、所定の位置に配置します。作業には高所や狭所での作業が伴い、チームでの連携が重要です。安全管理や品質管理も求められ、施工管理技士などの資格取得でキャリアアップが可能です。
将来性
高齢化による熟練工不足が深刻化する一方で、プレキャスト部材やロボット自動化技術の導入が進み、生産性向上が期待されます。今後はBIM連携や3Dプリント技術の活用も拡大すると見られます。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
見習い・初級鉄筋工 → 鉄筋工 → 鉄筋工長 → 現場監督 → 施工管理技士
必須スキル
安全帯・保護具の使用 / 測定機器操作 / 配筋図読図 / 鉄筋加工 / 鉄筋結束
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 鉄筋の位置ずれや結束の強度不足は構造性能に重大な影響を及ぼすため。 |
| 体力・持続力 | 長時間の重作業や高所作業が多く、優れた体力が求められるため。 |
| 協調性・チームワーク | 他の職種と連携しながら正確かつ効率的に作業を進める必要があるため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 作業は設計図に基づき行うため革新的な発想はあまり求められない。 |
関連資格
- ガス溶接技能講習
- 玉掛け技能講習
- 鉄筋施工技能士（1級・2級）
- 高所作業車運転技能講習
別名
- 鉄筋工
- 鉄筋工事作業員
関連職業
- コンクリート打設工
- 土工
- 型枠大工
- 建築大工