顕微鏡部品組立工
けんびきょうぶひんくみたてこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 機械組立工
- 小分類 : 計量計測機器・光学機械器具組立工
概要
顕微鏡部品組立工は、顕微鏡の光学部品や機械部品を精密に組み立て、調整する職種です。
詳細説明
顕微鏡部品組立工は、光学ガラスのレンズやプリズム、金属部品、ステージ、アイリス絞りなどをクリーンルーム環境下で取り扱い、精密機械技術を用いて組み立てます。工程には図面読解、部品の目視検査、清掃、接着・締結、バリ取り、トルク管理が含まれ、組み立て後にはマイクロメーターやダイヤルゲージなどの精密測定器を用いて光路調整や解像度試験を実施します。高い作業精度と安定した品質管理が求められる職種です。
将来性
再生医療やナノテクノロジー分野の拡大に伴い高性能顕微鏡の需要は増加傾向にあります。一方、自動化やロボット組立の導入が進む可能性があり、技術者はより高度な検査・メンテナンススキルが求められるでしょう。
性格特性
慎重である / 手先が器用で細かい作業が得意 / 責任感が強い / 集中力が高い
労働スタイル
キャリアパス
組立オペレーター → チームリーダー → 品質管理担当 → 生産技術エンジニア → 製造部門マネージャー
必須スキル
クリーンルーム作業 / トルク管理 / 図面読解力 / 微細部品のハンドリング / 精密測定機器操作
推奨スキル
光学基礎知識 / 半田付け / 品質管理手法（QC七つ道具） / 英語技術文書読解
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微小な部品を高精度に組み立てる必要があるため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 既存の手順に従い作業することが多く、新しいアイデア発想は少ないため。 |
| 主体性・リーダーシップ | マニュアルや規定に沿って作業することが中心のため。 |
別名
- 光学機器組立工
- 顕微鏡組立工
関連職業
- 光学機械器具組立工
- 時計部品組立工
- 精密機器組立工