経理課長（主に経理の仕事に従事するもの）

業界・職種

分類

大分類 : 事務的職業
中分類 : 会計事務の職業
小分類 : 経理事務員

概要

企業の経理部門を統括し、月次・年次決算や予算管理、内部統制の整備を行う管理職。

詳細説明

経理課長は企業の経理部門を統括し、仕訳処理や帳簿管理から月次・年次決算の取りまとめ、財務諸表の作成、予算編成・実績管理、資金繰り、税務対応、内部統制の整備・運用までを監督します。監査法人対応や経営層への報告・提案も行い、部下の育成や業務プロセス改善を推進し、企業の財務健全性を維持する役割を担います。

将来性

DXやRPA、AIを活用した業務効率化が進み、内部統制強化やIFRS対応業務の需要が高まる。経理部門の管理職としてシステム導入やデータ分析力を持つ人材が評価される傾向にある。

性格特性

コミュニケーション能力に優れている / リーダーシップがある / 慎重で正確である / 責任感が強い

労働スタイル

オフィス勤務 / チーム運営 / フレックスタイム / リモート / 協業

キャリアパス

経理担当者 → 主任・係長 → 課長 → 部長・経理部長 → CFO → 経営企画

必須スキル

Excel（高度） / 予算管理 / 会計ソフト操作 / 税務基礎知識 / 簿記知識 / 財務諸表作成

推奨スキル

ERP会計システム操作 / マネジメントスキル / 会計基準 / 内部統制 / 英語（会計用語）

適性（得意であることが望ましい）

項目	説明
分析・論理的思考力	財務データを正確に分析し報告する能力が必須。
注意力・正確性	小さなミスが財務報告の信頼性を損なうため高い正確性が求められる。
主体性・リーダーシップ	部門を牽引し、改善策を主体的に推進するリーダーシップが求められる。
数理・定量分析力	定量分析と試算精度を担保する高度な数理能力が必要。
計画・組織能力	決算業務や予算管理の計画・調整に高度な組織力が必要。
問題解決力	不一致やリスクを特定し、原因を解明する力が必要。
ストレス耐性	月末・年度末の集中業務を乗り切る耐性が必要。

適性（苦手でも可）

項目	説明
創造性・アイデア発想力	業務は定型的で、創造的発想はさほど求められない。
体力・持続力	主にデスクワークで体力負荷は少ない。

キーワード

予実分析仕訳会計ソフト帳簿管理税務試算表財務諸表資金繰り