警部補
けいぶほ
業界・職種
分類
概要
都道府県警察や警視庁に所属し、部下警察官を統率しながら事件捜査や地域防犯活動を行う中間管理職。
詳細説明
警部補は、巡査や巡査部長といった部下警察官を指導・統率し、事件捜査や地域防犯活動を計画・実施する役割を担います。具体的には、犯罪現場の検証、被疑者への聞き取り、証拠収集、報告書作成、留置管理の監督などを行います。また、地域住民や自治体と協力しながらパトロール計画を立案し、防犯指導や交通安全教室などを実施します。異常事態発生時には現場指揮を執り、多様な状況に冷静に対応する能力が求められます。
将来性
少子高齢化に伴う人員確保の課題がある一方で、サイバー犯罪や多様化する犯罪への対応強化が求められ、ICTや専門技能の活用機会が増加すると予想される。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
巡査 → 巡査部長 → 警部補 → 警部 → 警視
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 緊急事態や勤務時間帯の変動に柔軟に対応するため。 |
| 分析・論理的思考力 | 事件の状況を分析し捜査方針を立案するため。 |
| 注意力・正確性 | 証拠収集や書類作成で正確性が求められるため。 |
| コミュニケーション力 | 部下・住民・関係機関と円滑に情報共有・折衝するため。 |
| 主体性・リーダーシップ | 現場指揮や捜査方針決定でリーダーシップが求められるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 法令改正や捜査手法の進化に対応し続けるため。 |
| 体力・持続力 | 長時間のパトロールや逮捕行動を持続する体力が必要なため。 |
| 計画・組織能力 | 捜査計画やパトロール体制を組織的に構築する必要があるため。 |
| 問題解決力 | 現場で発生する多様な問題に迅速に対応し解決するため。 |
| ストレス耐性 | 危険現場や重大事件に伴う心理的負荷が大きいため。 |
| 協調性・チームワーク | 部隊運営や他部署との連携で協調が不可欠なため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 伝票処理や統計分析は専門分野ではないため。 |
関連資格
- 地方公務員(警察官)採用試験(各都道府県)
- 普通自動車運転免許
関連職業
- 巡査
- 巡査部長
- 警視
- 警部