染型トレース工
そめがたとれーすこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 生産関連の職業(塗装・製図を含む)
- 小分類 : 製図工(建物・土木施設を除く)
概要
染色用の型紙を作成するため、図案を原寸大でトレースし製図を行う職種。
詳細説明
染型トレース工は、染色製品の図案を原寸大でトレース(写し取り)し、製版工程で使用する型紙や版下を作成する専門職。手描きやデジタルで作成された図案をもとに、製図板やトレーシングペーパー、布地などに精密に線を引き、穴あけや目印を施す。製染技術者や製版技術者と連携し、生産ラインにおける染色型の品質と精度を支える。
将来性
デジタル製図技術の進展により職域が狭まる可能性があるが、精緻な手作業を要する伝統的染型分野では一定の需要が続く。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
見習い染型トレース工 → 染型トレース工 → 主任トレース工 → 製版技術者 → 生産管理職
必須スキル
推奨スキル
デザインソフト(Adobe) / デザイン基礎知識 / 染色加工工程 / 色彩感覚
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 細かな線やパターンを正確に再現するため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| コミュニケーション力 | 作業は個人作業が多く、対人調整は少ないため。 |
| 数理・定量分析力 | 複雑な数理分析は不要なため。 |
| 体力・持続力 | 主に座って行う作業で重労働は少ないため。 |
| 問題解決力 | 主に定められたとおりに写す作業で、創意工夫より精度が重視されるため。 |
関連職業
- 型紙工
- 染色工
- 製図工