紙手すき工見習
かみてすきこうみならい
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : パルプ・紙製品製造工
概要
手作業でパルプや古紙を水中で漉き上げ、紙を製造する技術を学ぶ職業の見習い。
詳細説明
紙手すき工見習は、伝統的な手すき製法で紙を作る技術を学ぶ職人の初期段階です。原料となるパルプや古紙を選別・調整し、漉き槽に繊維を均一に広げて厚みや繊維の配向を調整しながら一枚ずつ手で漉きます。漉いた紙はクッチャー（離型布）に移し、プレス・乾燥・仕上げを行います。作業は高湿度での立ち仕事が多く、繊細な手作業が求められます。師匠の指導のもと、繰り返しの訓練で漉き技術や品質検査、設備の管理方法を身につけ、将来的に自立した紙すき工や伝統工芸士を目指します。
将来性
伝統工芸としての価値を維持するため一定の需要があるが、後継者不足が課題。観光振興や文化保存活動で注目が高まる可能性がある。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
紙手すき工 → 自営手漉き和紙職人 → 技術指導者 → 伝統工芸士
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 紙の厚みや繊維の均一性を保つため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新しい技術を習得する必要があるため。 |
| 体力・持続力 | 長時間の立ち仕事や湿度の高い環境での作業に体力が必要。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 基本的な量り方程度。 |
関連職業
- 和紙職人
- 紙すき工
- 製紙工