介護福祉士（高齢者入所型施設：介護業務）
かいごふくしし（こうれいしゃにゅうしょがたしせつ：かいごぎょうむ）
業界・職種
分類
- 大分類 : 福祉・介護の職業
- 中分類 : 施設介護の職業
- 小分類 : 高齢者入所型施設介護員
概要
高齢者入所型施設で、高齢者の日常生活全般にわたる身体介助や生活支援を行う専門職。
詳細説明
介護福祉士（高齢者入所型施設：介護業務）は、特別養護老人ホームや老人保健施設などの入所型施設で、高齢者一人ひとりのケアプランに基づき、身体介助や生活援助、レクリエーションの企画・実施、健康状態の観察・記録、緊急時の対応などを行います。利用者の尊厳を尊重し、安全で快適な生活環境を提供するために、医療職や生活相談員、栄養士などと連携して支援を行い、介護記録の作成や後輩職員への指導・教育も担います。高齢化の進展に伴い求められる専門性やチームケアの重要性が高く、継続的な学習と自己研鑽が必要です。
将来性
高齢化の進行に伴い介護職の需要は増加傾向にあり、人材不足が深刻です。ICTや介護ロボットの導入による業務効率化が進む一方、専門性やマネジメント能力を持つ人材への期待が高まります。
性格特性
協調性がある / 忍耐力がある / 思いやりがある / 臨機応変に対応できる / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
介護職員（入職直後） → 介護リーダー → 介護施設管理者 → 生活相談員 → 施設長・事業所長
必須スキル
ケアプラン実践 / コミュニケーションスキル（高齢者対応） / バイタルサイン測定 / 介護記録作成 / 生活支援技術 / 緊急時対応 / 身体介助技術
推奨スキル
チームマネジメント / レクリエーション企画 / 感染予防対策 / 救命救急対応 / 認知症ケア
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 利用者の状態や環境の変化に柔軟に対応するため。 |
| 注意力・正確性 | 利用者の体調や変化を見逃さず、安全なケアを行うため。 |
| コミュニケーション力 | 利用者や家族、他職種との円滑な意思疎通が求められるため。 |
| 体力・持続力 | 長時間の立ち仕事や身体介助が継続的に必要なため。 |
| ストレス耐性 | 身体的・精神的に負担の大きい業務が多いため。 |
| 協調性・チームワーク | 多職種と連携し、チームでケアを提供する必要があるため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 高度な数理分析は求められないため。 |
関連資格
- 介護福祉士
- 介護職員初任者研修
- 実務者研修
別名
- ケアワーカー
- 介護職員
関連職業
- デイサービス介護員
- ホームヘルパー
- 介護支援専門員
- 生活相談員