上席検察官
じょうせきけんさつかん
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : 法務の職業
- 小分類 : 裁判官、検察官、弁護士
概要
地方検察庁や高等検察庁において、捜査指揮や起訴判断、法廷での論告求刑などを行う上級検察官。
詳細説明
上席検察官は、高等検察庁や地方検察庁で検察チームを統括し、刑事事件の捜査指揮、起訴・不起訴の判断、法廷での論告求刑を行う職務を担います。警察との連携を図りながら証拠収集や関係者の取調べを監督し、適正な法運用を確保します。また、部下検察官の指導・育成や、事件処理方針の策定など管理的役割も重要です。裁判所や関係機関との調整、公文書作成など多岐にわたる業務を遂行します。
将来性
犯罪の多様化や国際化に伴い捜査・起訴の専門性が一層求められる。デジタル証拠の取扱いやサイバー犯罪対応能力も重要となる見込み。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
司法修習生 → 地方検察庁検察官 → 上席検察官補 → 上席検察官 → 検事総長
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 証拠や法律を適用し論理的に判断する必要があるため。 |
| 注意力・正確性 | 証拠や法律文書の正確な取り扱いが必要なため。 |
| コミュニケーション力 | 法廷での弁論や関係者調整において高度な対話力が求められるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 法律改正や判例を継続的に学習する必要があるため。 |
| 問題解決力 | 複雑な事件解決のための問題解決力が必要なため。 |
| ストレス耐性 | 重い責任を伴う業務で高いストレス耐性が必要なため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 法律に基づく事務的業務が中心で創造的発想は比較的少ない。 |
| 数理・定量分析力 | 定量分析はあまり必要としない。 |
| 体力・持続力 | 主にオフィスワークで長時間座業が中心なため。 |
関連資格
- 司法修習修了
- 司法試験合格
関連職業
- 司法事務官
- 弁護士
- 検察官
- 裁判官