事務長(病院)
じむちょう
業界・職種
分類
- 大分類 : 管理的職業
- 中分類 : 法人・団体管理職員
- 小分類 : その他の法人・団体管理職員
概要
病院の事務部門を統括し、経営計画の策定・予算管理・人事・総務・診療報酬請求など多岐にわたる事務業務を統括・調整する職種。
詳細説明
事務長(病院)は、病院における事務部門の統括責任者として、経営計画の立案・予算管理・会計監査・人事労務管理・総務・診療報酬請求管理など幅広い業務を統括します。各部門との調整や行政・保険者との折衝を通じて運営効率化と品質向上を図り、医療法や関連法規の遵守、リスクマネジメント体制の構築も担います。経営陣の一員として中長期戦略の策定に参画し、医療サービス提供の基盤を整備・維持します。
将来性
高齢化社会の進展で病院運営の効率化・経営改善へのニーズが高まり、事務長の重要性は増しています。DX導入や地域包括ケア推進に伴い、ITリテラシーや経営戦略立案能力を持つ人材がさらに求められるでしょう。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
医療事務スタッフ → 医事課長 → 事務部長 → 事務長 → 経営企画部長 → 理事・評議員
必須スキル
推奨スキル
BIツール / Excel(高度) / プレゼンテーションスキル / 病院情報システム運用
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 経営計画や予算分析において論理的分析力が必要。 |
| 注意力・正確性 | 診療報酬請求や会計処理でのミスが許されないため。 |
| コミュニケーション力 | 多様な部署や外部との折衝・調整が頻繁に必要。 |
| 主体性・リーダーシップ | 事務部門のリーダーとして主体的に判断・行動する必要。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 医療法規や保険制度の改定に対応するため継続的学習が必要。 |
| 数理・定量分析力 | 予算管理や財務分析で高い数理力が必要。 |
| 計画・組織能力 | 組織運営や業務フロー構築において高い計画能力が求められる。 |
| 問題解決力 | 複雑な運営課題を解決する能力が求められる。 |
| ストレス耐性 | 多岐にわたる責任と緊急対応が求められるため。 |
| 協調性・チームワーク | 各部署と連携しながら運営を推進するため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主に室内業務で身体的負担は少ない。 |
関連資格
- 医療事務検定
- 医療経営士
- 社会保険労務士
- 診療報酬請求事務能力認定
別名
- 医事課長
- 病院事務長
関連職業
- 医療事務員
- 病院長
- 経営企画担当
- 総務課長