自動車放熱器修理工

じどうしゃほうねつきしゅうりこう

業界・職種

エンジニアリング・製造

分類

概要

自動車の冷却系部品である放熱器(ラジエーター)や熱交換器の点検・診断・修理・交換・メンテナンスを専門に行う技術職。

詳細説明

自動車放熱器修理工は、エンジンの冷却系統に用いられるラジエーターやオイルクーラーなどの熱交換器を対象に、漏れの診断・修理・コア交換やタンク修復、洗浄作業を行う専門職です。取り外し後に耐圧試験や蛍光剤による漏れ検査を実施し、アルミ・銅などの素材に応じた溶接・ろう付け技術で漏れを封じます。素材特性や冷却水の流路設計を理解し、コアチューブの交換やタンクの再製作、内部のスケール除去など多岐にわたる整備を担当します。一般整備工場や専門修理工場、自動車ディーラーのサービス部門で活躍します。

将来性

電動車両やハイブリッド車の増加に伴い、冷却システムは多様化・高度化しており、専門的な修理技能を持つ技術者の需要は安定的に推移すると見込まれる。3Dプリント部品や新素材への対応力も求められる。

性格特性

忍耐力がある / 手先が器用で細かい作業が得意 / 注意深く几帳面である / 責任感が強い

労働スタイル

修理専門 / 工場勤務 / 自動車関連

キャリアパス

整備アシスタント → 自動車放熱器修理工 → 整備主任 → 工場長

必須スキル

アルミ溶接 / コア洗浄 / 放熱器分解組立 / 耐圧試験・検査技術

推奨スキル

CAD図面読解 / 冷却システム / 冷却剤交換再生 / 電動工具操作

適性(得意であることが望ましい)

項目 説明
注意力・正確性 微細なひび割れや漏れ箇所を正確に発見・修復する必要があるため。
体力・持続力 重量部品の取り扱いや体勢の維持など、作業に一定の体力が求められるため。
問題解決力 漏れ原因の特定や最適な修理方法を考案する能力が必須。

適性(苦手でも可)

項目 説明
数理・定量分析力 基本的な測定程度で高度な数理分析はあまり必要ない。

関連資格

  • アーク溶接特別教育
  • 三級自動車整備士
  • 二級自動車整備士

別名

  • ラジエーター修理工
  • 熱交換器修理工

関連職業

  • エンジン整備工
  • 冷却システム技術者
  • 自動車整備士

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