企業内弁護士
きぎょうないべんごし
業界・職種
分類
- 大分類 : 法務・経営・文化芸術等の専門的職業
- 中分類 : 法務の職業
- 小分類 : 裁判官、検察官、弁護士
概要
企業内弁護士は企業の法務部門に所属し、契約法務やコンプライアンス対応、リスク管理など、企業活動に関わる法律業務を担う専門職。
詳細説明
企業内弁護士は、企業法務部門に所属し、契約書の作成・レビュー、トラブル対応、社内規程整備、企業統治体制の構築などを行う職種です。社内各部門や経営層と連携し、事業戦略に沿った法的アドバイスを提供しながら、法令遵守体制の強化・リスクマネジメントを推進します。また、M&Aや資金調達、知的財産保護など高度な専門性を要する案件にも携わり、必要に応じて外部法律事務所との調整や交渉を行うこともあります。業務を通じて幅広い業界知識と最新の法律動向を習得し、組織の持続的成長を支援します。
将来性
グローバル化や規制強化に伴い、企業内法務の専門人材需要は今後も安定的に増加。データプライバシーや持続可能性など新たな分野での専門性が求められる。
性格特性
コミュニケーション能力に優れている / 慎重で注意深い / 臨機応変に対応できる / 論理的思考が得意 / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
司法試験合格・司法修習修了 → 法務部スタッフ → シニア法務担当 → マネージャー／法務部長 → チーフリーガルカウンセル／ゼネラルカウンセル
必須スキル
推奨スキル
ITリスク管理 / プロジェクト管理 / 知的財産管理 / 英語（文書作成・読解） / 財務会計知識
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 複雑な法的問題を論理的に分析し、適切な法的判断を下す必要がある。 |
| 注意力・正確性 | 契約条項の微細な違いが重大なリスクにつながるため。 |
| コミュニケーション力 | 社内外の関係者への説明や交渉で高いコミュニケーション力が求められる。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 法改正や判例動向を継続的に学習し、最新知識の習得が求められる。 |
| 問題解決力 | 多様な法的課題を解決し、リスク回避策を提案する必要がある。 |
| ストレス耐性 | 緊急案件や高リスク案件で迅速な対応が求められ、ストレス耐性が重要。 |
適性（苦手でも可）
関連資格
- 司法修習修了
- 司法試験合格
別名
- インハウスロイヤー
- コーポレートロイヤー
- 社内弁護士
関連職業
- コンプライアンス担当
- 弁護士
- 法務部長
- 社内監査担当