移動体通信技術者
いどうたいつうしんぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 情報処理・通信技術者（ソフトウェア開発を除く）
- 小分類 : 通信ネットワーク技術者
概要
携帯電話や無線LANなどのモバイル通信システムの設計・構築・運用・保守を担う技術職。
詳細説明
移動体通信技術者は、携帯電話ネットワークや無線LAN、IoTなどのモバイル通信システムにおいて、無線アクセスネットワーク（RAN）やコアネットワークの設計、基地局の設置・設定、伝送路（バックホール）の構築、周波数計画、電波測定による品質評価、ネットワークの監視・最適化、障害発生時のトラブルシュートなどを担当します。5Gや次世代通信技術の導入、省電力化や自動化ソリューションの開発にも関与し、ベンダー機器やクラウドベースの仮想化技術（NFV/SDN）など最新技術の習得が求められます。
将来性
5G/6Gの普及やIoT、スマートシティ、車載通信の拡大により需要は増加傾向。ネットワークの高度化・自動化技術を持つ人材の市場価値が高まる。
性格特性
チャレンジ精神がある / 協調性がある / 向上心がある / 注意力がある / 論理的思考がある
労働スタイル
キャリアパス
ジュニアネットワークエンジニア → シニアネットワークエンジニア → ネットワークアーキテクト → テクニカルリード → プロジェクトマネージャ
必須スキル
ネットワークプロトコル知識 / ネットワーク性能評価 / ネットワーク設計 / ベンダー機器設定 / 無線周波数計画 / 無線通信技術
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 周波数計画やネットワーク設計で論理的分析が必須。 |
| 注意力・正確性 | 電波干渉防止や品質維持のため高い正確性が求められる。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 技術進化が速く、新規技術習得が必要。 |
| 計画・組織能力 | ネットワークの導入計画と展開で高度な計画能力が必要。 |
| 問題解決力 | ネットワーク障害の迅速な原因特定・解決が求められる。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワーク中心で体力負荷は少ない。 |
関連資格
- 技術士（電気電子部門）
- 第一級陸上特殊無線技士
- 第二級陸上特殊無線技士
- 総合通信主任技術者
別名
- モバイルネットワークエンジニア
- 無線ネットワーク技術者
関連職業
- ネットワークエンジニア
- 基地局エンジニア
- 無線通信技術者
- 通信インフラエンジニア