保健予防課長(保健所:医師であるもの)
ほけんよぼうかちょう
業界・職種
分類
- 大分類 : 医療・看護・保健の職業
- 中分類 : 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師
- 小分類 : 医師
概要
地方自治体の保健所において、公衆衛生施策の立案・実施・運営を統括する職位。
詳細説明
保健予防課長(保健所:医師であるもの)は、地方自治体の保健所に所属し、公衆衛生の向上を目的とした施策の統括管理を行う職位です。感染症対策、予防接種、健康診査、食品・水道衛生、保健教育、疫学調査などの業務を総括し、保健師や栄養士、衛生監視員など多職種チームを統率します。行政計画の立案や関係機関との連携調整、緊急時のリスクコミュニケーションや情報発信も重要な役割です。地域保健活動の中核として科学的根拠に基づく政策運営と住民への保健指導を推進します。
将来性
高齢化や新興感染症への対策強化により、公衆衛生人材の需要は増加が見込まれます。データ分析やデジタルヘルス技術を活用した業務効率化が進むでしょう。
性格特性
公正さと客観性がある / 冷静沈着である / 調整力がある / 責任感が強い
労働スタイル
キャリアパス
臨床医師 → 保健所専門医(主任) → 保健予防課長 → 保健所長 → 自治体保健行政部長
必須スキル
公衆衛生学の基礎知識 / 医師免許 / 疫学調査 / 統計解析ソフト操作 / 行政文書作成
推奨スキル
プロジェクト管理 / マネジメントスキル / リスクコミュニケーション / 情報システム活用 / 英語文献読解
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 変化への適応力 | 突発的な健康危機や政策変更に柔軟に対応する必要があるため。 |
| 分析・論理的思考力 | 疫学データや健康統計を分析し、施策立案に活用するため。 |
| 注意力・正確性 | 書類や報告書の正確性が求められるため。 |
| コミュニケーション力 | 部門間や地域住民、関係機関との連携・調整で必須。 |
| 主体性・リーダーシップ | リーダーとして部下を統率し自ら主導的に施策を推進するため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新興感染症や法改正等に対応するため継続的学習が求められるため。 |
| 数理・定量分析力 | 統計データに基づく疫学解析が頻繁に必要なため。 |
| 計画・組織能力 | 健康施策や予防プログラムを計画・運営する責任があるため。 |
| 問題解決力 | 新たな感染症や健康課題への対応策を迅速に策定する必要があるため。 |
| ストレス耐性 | 緊急時やクレーム対応など高いストレス下で業務を遂行するため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワーク中心で激しい体力作業は少ないため。 |
関連資格
- 医師免許
関連職業
- 保健師
- 保健所長
- 衛生監視員