グライダー設計技術者
ぐらいだーせっけいぎじゅつしゃ
業界・職種
分類
- 大分類 : 研究・技術の職業
- 中分類 : 開発技術者
- 小分類 : 輸送用機器開発技術者(自動車を除く)
概要
滑空機(グライダー)の空力性能・構造・材料・製造工程を総合的に検討し、安全かつ高効率な機体を設計・開発する技術職。
詳細説明
グライダー設計技術者は、滑空機の機体形状や翼断面、尾翼、操縦装置などの設計を行い、CFD解析や風洞試験、構造解析(FEM)を通じて性能と安全性を評価します。複合材料などの先進素材を用いた軽量化や強度設計、重量分布の最適化を実施し、製造部門と連携して図面作成や試作・量産への橋渡しを担います。航空法や安全規格に基づく認証業務や飛行試験への立ち会い、データ解析も重要な業務です。
将来性
環境意識の高まりやグリーン航空の需要増により、無動力飛行機技術の研究・開発が注目され、専門設計技術者の需要が増加する見込み。新素材や自動制御技術と組み合わせた付加価値が期待される。
性格特性
几帳面である / 協調性がある / 好奇心や探究心がある / 論理的思考がある
労働スタイル
キャリアパス
設計スタッフ → 主担当設計者 → チームリーダー → 設計マネージャ → 技術部門長
必須スキル
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 分析・論理的思考力 | 空力特性や構造解析結果を論理的に評価し設計に反映するため。 |
| 注意力・正確性 | 小さな設計ミスが飛行安全に直結するため。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 新規設計や性能改善において斬新なアイデアが求められるため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新素材や解析手法を継続的に学習する必要があるため。 |
| 数理・定量分析力 | 数値解析や流体力学的計算が多岐にわたるため。 |
| 問題解決力 | 設計上の課題や性能不足を解決する力が不可欠。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主にデスクワーク中心で重労働は少ない。 |
関連資格
- CAD利用技術者試験
- 技術士(航空・宇宙部門)
別名
- 滑空機設計技術者
関連職業
- 機体構造解析技術者
- 航空宇宙エンジニア
- 航空機設計技術者