注射筒製造工(ガラス製)
ちゅうしゃとうせいぞうこう(がらすせい)
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(金属製品・食料品等を除く)
- 小分類 : 窯業・土石製品製造工
概要
医療用ガラス注射筒の製造工程において、原料ガラスの溶融から成形、検査、品質管理までを行う製造技術者。
詳細説明
注射筒製造工(ガラス製)は、医療用注射筒の主要素材であるガラスを溶融し、金型を用いて成形する作業を担当します。成形後はアニーリング(徐冷)を行い、割れや歪みを防止します。製品の寸法や表面状態をノギスやマイクロメータ、光学検査装置で測定し、規格以内か検査したうえで次工程へ送り出します。クリーンルームやライン作業環境での交替制勤務が一般的で、品質管理手法や異物混入防止策の知識が求められます。自動化装置の操作・監視とともに、製造条件の最適化や不良発生時の原因分析も行い、工程改善に関わる機会もあります。
将来性
医療機器市場の拡大により安定した需要が見込まれる一方、自動化やロボット導入により製造オペレーターの役割は変化し、より高度な機械操作・監視技術や品質管理能力が求められる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
製造オペレーター → リーダー・監督者 → 品質管理担当 → 生産技術エンジニア → 工場管理者
必須スキル
ガラス溶解成形技術 / 品質検査 / 寸法測定(ノギス・マイクロメータ) / 製造機械操作 / 金型操作
推奨スキル
品質管理(ISO13485) / 工程改善(QC手法) / 機械保全 / 異物除去技術
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微細な寸法誤差が製品の品質に直結するため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 定型的作業が多く、発想力はあまり必要とされない。 |
別名
- ガラス注射筒製造技術者
- 注射筒製造オペレーター
関連職業
- ガラス加工工
- ガラス製品検査工
- 実験器具製造工