製瓶技術者(ガラス製)(製品開発)
せいびんぎじゅつしゃ(ガラスせい)(せいひんかいはつ)
業界・職種
分類
概要
ガラス製びんの新製品開発において、原料配合設計から成形プロセス制御、試作評価、品質管理までを行う職種。
詳細説明
製瓶技術者(ガラス製)は、ガラス製びんの新製品開発を専門とし、市場ニーズに合わせた形状設計や色調の検討、原料配合の最適化、溶解・成形から冷却工程の制御を行います。3D CADによるデザインやCAEシミュレーションを用いた成形解析、実験炉での試作・評価を通じて、歩留まり向上やコスト削減、機械強度や耐熱性の確保を図ります。品質管理ではQC工程管理や統計解析を活用し、気泡制御や寸法精度の維持に努めます。製造部門や研究所、外部機関と連携し、環境規制や安全基準を遵守しながら開発プロジェクトを推進します。
将来性
環境配慮型パッケージ需要の高まりにより、省エネ製造やリサイクルガラス利用技術の開発ニーズが増加。IoTやデジタルシミュレーション導入で効率化が進む見込み。
性格特性
几帳面である / 創造的である / 好奇心や探究心がある / 論理的思考がある
労働スタイル
プロジェクトチーム制 / 定時勤務 / 工場ラボ勤務 / 現場立会 / 現場訪問
キャリアパス
製瓶技術者(実務担当) → シニア開発技術者 → プロセスエンジニア → 開発マネージャー → 研究開発部門長
必須スキル
3DCAD / ガラス成形 / 原料配合設計 / 品質管理手法(QC工程) / 炉制御
推奨スキル
数値シミュレーション(有限要素法) / 材料力学及び熱物性学 / 統計解析 / 英語技術文書読解
適性(得意であることが望ましい)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 微細な形状や厚みのゆらぎが品質に大きく影響するため。 |
| 創造性・アイデア発想力 | 新規形状やデザインを発想し試作に反映するため。 |
| 専門知識習得・学習意欲 | 新材料や新技術の習得、プロセス改良のため継続的学習が求められる。 |
| 問題解決力 | 製造プロセスのトラブルを迅速に解析・対処する必要があるため。 |
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 体力・持続力 | 主に実験室やオフィスでの作業が中心で重労働は比較的少ない。 |
関連資格
- 公害防止管理者(大気関係)
- 危険物取扱者(乙種)
- 技術士(化学部門)
別名
- ガラスびん開発技術者
- ガラス製品開発技術者
- 製瓶エンジニア
関連職業
- プラスチック製品開発技術者
- プロセスエンジニア
- 化学開発技術者
- 容器設計技術者