足駄製造職
あしだせいぞうしょく
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 木製品製造工
概要
足駄製造職は、主に木材を加工し、鼻緒を取り付けて伝統的な履物である下駄を製造する職業。
詳細説明
足駄製造職は、主に桐やヒノキなどの木材を用いて下駄を始めとする伝統的な履物を製造する職人です。原木の選定から削り出し、やすり掛け、塗装や仕上げ、鼻緒の取り付けまでの工程を手作業で行います。木材の特性を見極めながら、美しい形状と履き心地を両立させる技術が求められます。伝統的な技法を継承するとともに、現代の需要に合わせたデザインや素材開発を行う場合もあります。
将来性
少子化や履物の多様化により伝統的な下駄の需要は減少傾向にあるものの、観光土産や和装需要、海外への輸出などでニッチな市場が残る。若手職人の減少が課題であり、デジタルマーケティングやデザイン性の向上による新たな販路開拓が今後の鍵となる。
性格特性
几帳面である / 忍耐力がある / 手先が器用で細かい作業が得意 / 美的感覚に優れている
労働スタイル
フリーランス個人事業主 / 受注生産 / 小ロット生産 / 工房勤務
キャリアパス
見習い職人 → 職人（足駄製造者） → 工房主／独立開業 → 伝統工芸士 → 後継者育成
必須スキル
推奨スキル
CADデザインソフト操作 / マーケティング企画 / 伝統工芸知識 / 語学スキル（英語）
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 細かな仕上げや形状の精度が履き心地と美観を左右するため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 数理・定量分析力 | 複雑な数理分析は少なく、基本的な寸法測定が中心のため。 |
| ストレス耐性 | 比較的安定的な作業環境で納期等の過度なプレッシャーは少ないため。 |
| 協調性・チームワーク | 個人または少人数で作業を完結することが多く、チームでの協働頻度は低いため。 |
別名
- 下駄製造職
- 履物職人
関連職業
- 木製品製造工
- 草履製造職
- 靴製造職