原料油脂分解工
げんりょうゆしぶんかいこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工（金属製品・食料品等を除く）
- 小分類 : 化学製品製造工
概要
動植物由来または鉱物油脂を化学的・加熱処理により分解し、脂肪酸や石けん素地などの中間原料を製造する作業者。
詳細説明
原料油脂分解工は、植物油や動物油、鉱物油脂を化学反応により加水分解・鹸化処理し、脂肪酸や石けん素地、界面活性剤原料などを製造する職種です。反応槽の操作、温度・圧力の管理、触媒・アルカリ添加、反応後の中和や濃縮工程を担当します。製品の純度や収率を維持するために、工程データの記録・分析や品質検査も行います。安全衛生管理や環境規制を遵守しながら、効率的な生産を支える役割を担います。
将来性
環境規制強化やバイオ原料利用拡大により、油脂分解処理技術の需要は増加傾向。自動化・遠隔監視技術の導入で作業内容は高度化し、品質管理や設備管理担当の需要は安定して続く見込み。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
ラインオペレーター → チーフオペレーター → 製造リーダー → 製造管理 → 生産技術
必須スキル
推奨スキル
適性（得意であることが望ましい）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 注意力・正確性 | 反応条件や配合の微調整で品質を左右するため。 |
適性（苦手でも可）
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | 製造工程は標準化されており高度な創造性は必要ない。 |
関連資格
- 化学工場作業主任者講習
- 危険物取扱者（乙種第4類）
別名
- 油脂分解工
関連職業
- 化学製品製造工
- 石油精製工
- 脂肪酸製造工