鳥獣肉燻(くん)製品製造工
ちょうじゅうにくくんせいひんせいぞうこう
業界・職種
分類
- 大分類 : 製造・修理・塗装・製図等の職業
- 中分類 : 製品製造・加工処理工(食料品等)
- 小分類 : 食肉加工工
概要
野生鳥獣の肉を下処理し、塩漬けや熟成、燻製などの工程を経て加工製品を製造する職種。
詳細説明
鳥獣肉燻製品製造工は、猪や鹿などの野生鳥獣肉を受け取り、解体・部位分割、塩漬けや調味液による下味付け、熟成を行った後、煙で燻製する一連の加工工程を担当します。作業場での温度・湿度管理や衛生管理(HACCP基準)の下、大型スモークハウスやナイフ、包装機械などを扱い、最終的に真空包装やラベル貼付までを行います。長時間の立ち仕事や重い肉の取り扱いがあり、火気や煙の管理、安全衛生への配慮が求められます。
将来性
ジビエ食文化の普及により需要は緩やかに増加すると予想される。衛生規制や品質管理の強化で専門性が一層求められる。
性格特性
労働スタイル
キャリアパス
加工作業員(入門) → 熟練加工員 → ラインリーダー → 製造管理者 → 品質管理者
必須スキル
包丁操作 / 塩漬け熟成技術 / 燻製機操作 / 衛生管理(HACCP基礎) / 食肉解体技術
推奨スキル
適性(得意であることが望ましい)
適性(苦手でも可)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 創造性・アイデア発想力 | レシピや工程はほぼ定型的で創造性はあまり要求されないため。 |
| 数理・定量分析力 | 複雑な数理分析は少なく、基本的な計量のみで足りるため。 |
関連資格
- 食品衛生責任者
別名
- ジビエスモーク職人
- ジビエ燻製加工員
関連職業
- ハム・ソーセージ製造工
- 畜産物加工工
- 食肉加工工
- 魚肉製品製造工